2011年版タイの祝祭日
タイの祝祭日を見ると、仏教関係、そして国王の生誕などを祝う祝日でほとんどが占められていることに気づきます。
タイでは、土曜日や日曜日に祝祭日が重なると月曜日が振り替え休日となります。
なお、タイでは仏暦が一般的に使用されています。そのため、西暦で年を言うとピンとこないタイ人も多数います。西暦2011年は、タイの仏暦で2554年に当たります。
以下、2011年の祝祭日をまとめてみました。以下の祝祭日は国が定めた休日のため、官公庁、一般企業、学校などはお休みとなります。とはいえ、小売り店舗やデパートなどは、ほとんど年中無休で営業しています。また、基本的にアルコール類の販売はご法度････のハズです(^_^;
- 1月1日（土） 新年 / お正月 / 元旦 / New Year’s Day
- 元旦です。なお、今年は1月2日が日曜日に当たるため、連休となります。
- 2月18日（金） 万仏祭 / ワン・マーカブチャー / Makha Bucha Day
- 万仏祭は、お釈迦様の説教を聞きに1250名の使徒が集まったことを記念する仏教の祝日です。2月の満月の日にあたるため、毎年、日付が変わります。
- 2月3日（木）～4日（金） 春節祭（中国暦正月） / Chinese New Year
- 華人系が非常に多いタイですが、意外なことにタイでは中国暦正月は国が定めた祝祭日（休日）ではありません。とはいえ、会社などは営業を休むところもあります。ちなみに、中国、台湾、シンガポール、韓国、北朝鮮、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルでは、春節（旧正月）は休日となっています。
- 4月6日（水） チャックリー王朝記念日 / Chakri Memorial Day
- 1782年にラーマ一世によってチャクリー王朝が創設された日を祝う祝日です。
- 4月13日（水）～15日(金）タイ旧正月 / ソンクラーン / Songkran Festival
- タイ暦の正月にあたり、タイ全土で水かけ祭りが行われます。中でも、チェンマイの水かけ祭りは有名です。国が定めた祭日ですが、地域によっては約1週間、ソンクラーンが続くところもあります。
- 5月1日（日） メーデー / National Labour Day
- 日本で言えば勤労感謝の日にあたる日です。タイでは国が定めた休日ではありませんが、 レイバーデーのため、例年、民間の一般企業はお休みとなりますが、今年は日曜日に当たるため、当然、お休みとなります。
- 5月5日（水） 戴冠記念日 / 国王即位記念日 / Coronation Day
- 1950年に現ラーマ９世、プミポーン国王が戴冠式を行った日を祝う祝日です。 ちなみに、即位は1946年6月9日でした。
- 5月半ば 農耕祭 / Royal Ploughing Ceremony
- 官公庁はお休みにはなりませんが、通常、一般の企業は休日となります。
- 5月17日（火） 仏誕節 / ウィサーカブチャー / Visakha Bucha Day
- お釈迦様が誕生し、悟りを開き、死んだとされる日で、5月の満月の日に祝います。仏教関係の祭日の中では、最も尊い日になります。
- 7月15日（金） 三宝節 / アーサーンハブチャー / Asalaha Bucha Day
- タイ陰暦8月の満月の日に、お釈迦様が5人の弟子に説法を説き、仏、法、僧の3宝が成立したとされ日を祝う祝日です。
- 7月16日（土） 入安居 / カオパンサー / Khao Phansa Day
- 僧侶が修行期間に入る日です。この期間に出家すると、10中旬の出安祭（オークパンサ）までは、環俗してはならないとされています。そのため、街中でお坊さんを見かけることが少なくなります。官公庁はお休みとなります。
- 8月12日（金） 王妃誕生日 / H.M. The Queen’s Birthday
- 1932年に現シリキット王妃が生誕されたことを祝う祝日です。タイでは、母の日にもなっています。
- 10月23日（日） チュラロンコーン大王記念日 / Chulalongkorn Memorial Day
- タイ国の近代化に多大な業績を残したラーマ五世、チュラロンコーン大王の逝去日を記念する祝日です。
- 10月24日（月） 振り替え休日 / Chulalongkorn Memorial Day Subsitute Holiday
- 2011年のチュラロンコーン大王記念日が日曜日にあたるため、この日が代替休日となります。
- 11月 ローイクラトン / Loy Kratong
- 陰暦12月の満月の日にタイ全土で開催される祭りです。ソンクラーンと並んでタイを代表するお祭りですが、国が定めた祝日/休日ではありません。この日は農耕の実りに感謝し水の女神コンカーに祈りをささげて自らを清めます。紙やバナナの葉で作った灯篭を川に流す夢幻的な光景はおなじみです。 バンコク、スコータイ、チェンマイ、ターク、アユタヤにおけるイベントが有名です。
- 12月5日（月） 国王誕生日 / H.M. The King’s Birthday
- 現プミポン国王(ラマ９世)の生誕を祝う祝日です。タイ全土の街中が、タイ国旗や国王の肖像画で飾られ、王室のカラーである黄色で街が埋め尽くされます。バンコクの王宮前広場では、様々式典が行われます。タイでは父の日にもなっています。
- 12月9日（金） 振り替え休日 / Constitution Day Substitute Holiday
- 2011年の憲法記念日である12月10日が土曜日に当たるため、この日が代替休日となります。
- 12月10日（土） 憲法記念日 / Constitution Day
- 1932年ラーマ７世により、タイ国初の憲法が公布された日を祝う祝日です。
- 12月30日（木） 振り替え休日 / New Year’s Eve Subsitute Holiday
- 2011年の大晦日が土曜日に当たるため、この日が代替休日となります。
- 12月31日（土） 大晦日 / New Year’s Eve
- タイの大晦日は、日本やシンガポールなどと比べると、随分と大人しい印象があります。どちからと言えば、静かに大晦日を過ごすようです。 テレビも、ひたすら高位のお坊さんの説法の映像を流します。
