ソンテウ(Songthaew / สองแถว)とは
バンコクには、約200もの路線バスが走っていますが、それでもすべての場所をもれなくをカバーしているわけではありません。
ことにナコーンプラトムやサムットソンクラームといったバンコク郊外となると、ソンテウと呼ばれる小型トラックを改造した乗り合いバスが便利な交通手段として使われています。
ソンテウは、トラックの荷台部分に向かい合わせの座席を作り、雨よけの屋根か幌がついた乗り合いバスです。ちょうどフィリピンのジープニーのような乗り物です。
ちなみに「ソンテウ」とはタイ語で「2列」の意味で、これはソンテウの客席が2列になっていることからきています。
庶民の日常的な足として使われているだけに、非常に料金が安く、実はとても便利な交通手段です。バンコク郊外にある大きめのソイ内を走っていたり、郊外の住宅地と都心を結ぶ交通手段として活躍しています。
また、バンコクを離れて地方都市にまで足を伸ばせば、バスの路線も少なく、タクシーもないことが多いため、ソンテウとトゥクトゥクが主な交通手段となります。例えば、パタヤでは路線バスと並んで、このソンテウが主な交通手段となっています。
Phuket town (7) / grolli77
Songthaew, Chiang Mai / David McKelvey
King and songthaew / benoit.mortgat
Songthaew ride / jetalone
流しているソンテウの利用の仕方
さて、ソンテウは路線バスのように決められたルートを往復するものと、タクシーのように乗客が合図して、好きな所で乗り降りできるようになっているものがあります。
タクシー式ソンテウに乗るには、通りを流しているソンテウを見つけたら、片手を横に突き出して乗車する意思があることを見せます。ソンテウが停まったら、運転席にいるドライバーに行き先を告げ、方向が合致すれば交渉成立です。
料金はドライバーとの交渉制で、市街地内の移動は通常、約10バーツ。数km離れた場所でも20バーツ未満が目安です。ただし、プーケットなどの観光地では30バーツ前後のようです。
目的地についたら降りて、ドライバーに料金を支払います。