MasterCardの「世界渡航先ランキング2013」の第1位がバンコクに！
2013年5月28日、マスターカード（MasterCard）が「世界渡航先ランキング2013」(Global Destination Cities 2013 Index)を発表しました。今回で3回目となるランキング調査です。
いわゆる「世界渡航先ランキング」には、他にも様々なものがあります。今回のマスターカード（MasterCard）の「世界渡航先ランキング」は、海外からの渡航者総数と、渡航者による渡航先都市での消費額で世界の都市をランク付けし、2013年の渡航者・旅客数の増加を予測したもの。
調査対象となった132都市において、海外からの渡航者数と消費額について公表値をもとに独自のアルゴリズムで分析を行っている、としています。
また、シンガポール、アムステルダム、フランクフルトなどの都市の「ハブ効果」による歪みを排除するための処理を行っている、としています。
さて、同調査の結果を見ると、渡航先都市ランキングのトップは、ナント、バンコク！ 第2位のロンドン（昨年の同調査で第1位）との差は、約25,000人、率にしてわずか1％でしたが、2010年に同ランキングが開始されてからアジアの都市が1位となるのは、今回が初めてです。
バンコクに続いて、ロンドン、パリ、シンガポール、ニューヨークの各都市がランクインしています。
アジア/太平洋地域の台頭が目立つ
今年の調査結果で特徴的なのは、アジア/太平洋地域の台頭です。調査対象の132都市のうち、アジア各国から42都市がランクインしています。
第1位となったバンコク以外にも、シンガポール、クアラルンプール、香港、ソウル、上海、東京が上位圏内にランクインしています。また、上位10都市のうち5都市が「グレーターチャイナ」(大中華圏)の都市という結果なっています。
ところで、東京は2011年3月に発生した東日本大震災と福島第一原発事故の影響を受け、20％減もの大幅ダウンを見せました。しかし、2012年には一転して20％と力強い回復ぶり。渡航者による消費額の面でも勢いを増しており、アジアの渡航者数ランキングでは7位でしたが、渡航者消費額のランキングでは3位となりました。
なお、バンコクがトップを獲得について、タイ国政府観光庁の国内マーケティング担当副長官は、「首都バンコクが今年のランキングのトップに立ったことは、まさにタイが観光スローガンとしている『アメイジング（すばらしい）〜タイランド オールウェイズ アメイジズ ユー（Thailand Always Amazes You）〜』の一言に尽きます。」とコメントしたと伝えています(^_^;
世界渡航先ランキング上位20都市
- 第1位 バンコク
- 第2位 ロンドン
- 第3位 パリ
- 第4位 シンガポール
- 第5位 ニューヨーク
- 第6位 イスタンブール
- 第7位 ドバイ
- 第8位 クアラルンプール
- 第9位 香港
- 第10位 バルセロナ
- 第11位 ソウル
- 第12位 ミラノ
- 第13位 ローマ
- 第14位 上海
- 第15位 アムステルダム
- 第16位 東京
- 第17位 ウィーン
- 第18位 台北
- 第19位 リヤド
- 第20位 ロサンゼルス
参考URL
同ランキングの詳細は、MasterCardの公式サイト内の「ニュース編集室」ページにて。
