2010年版タイの祝日・休日
タイの祝祭日を見ると、仏教関係、そして国王の生誕などを祝う祝日でほとんどが占められていることに気づきます。
タイでは、土曜日や日曜日に祝祭日が重なると、月曜日が振り替え休日となります。
なお、タイでは仏暦が一般的に使用されています。そのため、西暦で年を言うと、ピンとこないタイ人も多数います。西暦2010年は、タイの仏暦で2553年に当たります。
以下、2010年の祝祭日をまとめてみました。以下の祝祭日は国が定めた休日のため、官公庁、一般企業、学校などはお休みとなります。とはいえ、小売り店舗やデパートなどは、ほとんど年中無休で営業しています。
- 1月1日（金） 新年 / お正月 / 元旦 / New Year’s Day
- 元旦です。なお、1月2日（金）も特別に休日となります。
- 2月14日（日） 春節祭（中国暦正月） / Chinese New Year
- 華人系も非常に多いタイですが、意外なことにタイでは中国暦正月は国が定めた祝祭日（休日）ではありませんが、会社などは営業を休むところもあります。ちなみに、中国、台湾、シンガポール、韓国、北朝鮮、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルでは、春節（旧正月）が休日となっています。
- 2月28日（日） 万仏祭 / ワン・マーカブチャー / Makha Bucha Day
- 万仏祭は、お釈迦様の説教を聞きに1250名の使徒が集まったことを記念する仏教の祝日です。2月の満月の日にあたるため、毎年、日付が変わります。
- 3月1日（月） 振り替え休日
- 2010年の万仏祭（ワン・マーカブチャー）は土曜日にあたるため、3月1日（月）が振り替え休日となります。
- 4月6日（火） チャックリー王朝記念日 / Chakri Memorial Day
- 1782年、ラーマ一世によってチャクリー王朝が創設された日を祝う祝日です。
- 4月13日（火）～15日(木）タイ旧正月 / ソンクラーン / Songkran Festival
- タイ暦の正月にあたり、タイ全土で水かけ祭りが行われます。中でも、チェンマイの水かけ祭りが有名です。国が定めた休日ですが、地域によっては約1週間、ソンクラーンが続くところもあります。
- 5月1日（土） メーデー / National Labour Day
- 日本で言えば勤労感謝の日にあたる日です。タイでは国が定めた休日ではありませんが、 レイバーデーのため、通常、民間の一般企業はお休みとなります。
- 5月3日（月） 振り替え休日
- 2010年のメーデー / National Labour Dayが土曜日にあたるため、5月3日（月）が振り替え休日となります。
- 5月5日（水） 戴冠記念日 / 国王即位記念日 / Coronation Day
- 1950年に現ラーマ９世、プミポーン国王が戴冠式を行った日を祝う祝日です。 ちなみに、即位は1946年6月9日でした。
- 5月13日（木） 農耕祭 / Royal Ploughing Ceremony
- 官公庁はお休みではなりませんが、通常、一般の企業は休日となります。
- 5月28日（金） 仏誕節 / ウィサーカブチャー / Visakha Bucha Day
- お釈迦様が誕生し、悟りを開き、死んだとされる日で、5月の満月の日に祝います。仏教関係の休日の中では、最も尊い日とされています。
- 7月26日（月） 三宝節 / アーサーンハブチャー / Asalaha Bucha Day
- タイ陰暦8月の満月の日に、お釈迦様が5人の弟子に説法を説き、仏、法、僧の3宝が成立したとされ日を祝う祝日です。
- 7月27日（火） 入安居 / カオパンサー / Khao Phansa Day
- 僧侶が修行期間に入る日です。この期間に出家すると、10中旬の出安祭（オークパンサ）までは、環俗してはならないとされています。そのため、街中でお坊さんを見かけることが少なくなります。官公庁はお休みとなります。
- 8月12日（木） 王妃誕生日 / H.M. The Queen’s Birthday
- 1932年に現シリキット王妃が誕生されたことを祝う日です。タイでは、母の日にもなっています。
- 10月23日（土） チュラロンコーン大王記念日 / Chulalongkorn Day
- タイ国の近代化に多大な業績を残したラーマ五世、チュラロンコーン大王の逝去日を記念する祝日です。
- 10月25日（月） 振り替え休日
- 2010年のチュラロンコーン大王記念日が土曜日にあたるため、10月25日（月）が振り替え休日となります。
- 11月12日（金） ローイクラトン / Loy Kratong
- 陰暦12月の満月の日にタイ全土で開催される祭りです。ソンクラーンと 並んでタイを代表する祭りですが、国が定めた祝日/休日ではありません。 この日は、農耕の実りに感謝し水の女神コンカーに祈りをささげて、 自らを清めます。紙やバナナの葉で作った灯篭を川に流す夢幻的な光景はおなじみです。 バンコク、スコータイ、チェンマイ、ターク、アユタヤにおけるイベントが有名です。
- 12月5日（日） 国王誕生日 / H.M. The King’s Birthday）
- 現プミポン国王(ラマ９世)の生誕を祝う祝日です。タイ全土の街中が、タイ国旗や国王の肖像画で飾られ、バンコクの王宮前広場では、様々式典が行われます。タイでは父の日にもなっています。
- 12月6日（月） 振り替え休日
- 2010年の国王誕生日が日曜日にあたるため、12月6日（月）が振り替え休日となります。
- 12月10日（金） 憲法記念日 / Constitution Day
- 1932年ラーマ７世により、タイ国初の憲法が公布された日を祝う祝日です。
- 12月31日（水） 大晦日 / New Year’s Eve
- タイでは、日本と比べると静かに大晦日を過ごします。 テレビも、ひたすら高位のお坊さんの説法の映像を流します。
