中国映画史上最大のヒット作品『ロスト・イン・タイランド』@第6回したまちコメディ映画祭in台東

タイを舞台とした中国のコメディ映画『ロスト・イン・タイランド』が「第6回したまちコメディ映画祭in台東」にて上映!

2013年9月13日(金)~16日(月・祝)の期間、東京都台東区で開催されるコメディ映画祭「第6回したまちコメディ映画祭in台東」にて、タイを滞在とした中国映画『ロスト・イン・タイランド』が特別招待作品として上映されます。

北部のチェンマイで撮影された『ロスト・イン・タイランド』は2012年12月12日に中国で公開されて以来、異例の大ヒット。中国映画史上最高の興行収入と観客動員数を記録した映画です。

映画の舞台はもちろんタイ。強力ガソリン添加剤の開発に成功した中国人のシューが、タイに滞在する大株主の同意を取り付けて大儲けしようとバンコクへ。一方、開発パートナーのガオも、別の企みから密かにシューの後を追っていた。偶然機内に居合わせたワンも巻き添えに、3人の中国人の一触即発タイ珍道中が始まります。

監督は、舞台出身の俳優シュー・ジェン(徐崢 / Xu Zheng)が初めて手がけた作品。人気女優のファン・ビンビン(范冰冰)が友情出演している他、中国映画界人気の俳優ホアン・ボー(黄渤)が出演してます。

とはいえ製作費は3000万元(約4億円)とかなりの低コスト作品。さほど注目度も高くなかったようです。

ところが、中国で2012年12月12日に公開1週間で興行収入が5億元(約68億円)を突破! それまでの中国映画史上最高ヒットとなった時代劇ホラー映画「画皮2」(制作費1億5000万元(約20億円))の週間記録を突破。

2013年1月2日には、興行成績10億元(約140億円)を突破。中国映画として史上最高の興行収入を叩き出しています。

観客動員数も3100万人と米映画「アバター」(2009年)の中国での動員数2764万人を上回り、こちらも史上最高の記録を更新する大ヒット。国産・海外映画を合わせての興行ランキングでも、米映画「タイタニック」を抜き去っての記録を打ち立てています。

この映画を契機に、タイに観光に訪れる中国人客が激増したとまで云われる作品です。中国人の視点でタイがどう描かれているか、興味深いものがありますね!

  • 上映日程:2013年9月16日(月・祝) 開場13:15/開演13:30(予定)
  • 場所:東京都美術館講堂
  • 料金:前売1,300円/当日1,500円/自由席

『ロスト・イン・タイランド』の予告編&ポスター

『ロスト・イン・タイランド』ポスター1 『ロスト・イン・タイランド』ポスター3
『ロスト・イン・タイランド』ポスター2 『ロスト・イン・タイランド』ポスター4
『ロスト・イン・タイランド』ポスター5 『ロスト・イン・タイランド』ポスター6
『ロスト・イン・タイランド』ポスター7

『ロスト・イン・タイランド』作品データ

タイトル
邦題:ロスト・イン・タイランド / 英題:Lost in Thailand / 原題:人再囧途之泰囧。
監督
シュー・ジェン(徐崢 / Xu Zheng)
脚本
シュー・ジェン(徐崢 / Xu Zheng)、 Shu Huan、 Ding Ding
キャスト
シュー・ジェン(徐崢 / Xu Zheng)、ホアン・ボー(黄渤 / Huang Bo)、ワン・パオチアン(王宝強 / Wang Baoqiang)、他。
製作年/製作国
2012年、中国、中国語・タイ語・英語
上映時間
104分

第6回したまちコメディ映画祭in台東の概要

第6回したまちコメディ映画祭in台東

「したまちコメディ映画祭in台東」は、2008年11月に東京都台東区でスタートした日本初の本格コメディ映画祭(略称したコメ)です。

「したコメ」は、「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせ、これまでの首都圏の映画祭にはない住民参加型の映画祭を目指しています。

日本の喜劇発祥の地で、いまなお古き良き庶民文化が脈々と引き継がれている下町「浅草」と、日本有数の芸術・文化施設の集積地域「上野」を舞台に、国内外の新作・旧作・名作・珍作・異色作から選び抜いたコメディをフィーチャーしています。

  • 開催期間:2013年9月13日(金)~16日(月)
  • 会場:上野地区:東京都美術館講堂、水上音楽堂 野外ステージ(上野公園内)
    浅草地区:浅草公会堂、コシダカシアター、 浅草文化観光センター
  • したまちコメディ映画祭in台東