お正月が年3回あるタイ
a girl and her tiger / ruben i
2月3日(木)は、中国正月(旧正月/春節)です。陰暦で決まる中国正月は、毎年日付が変わりますが、今年は2月3日(木)となります。
よく言われるようにタイには、お正月が年3回あります。
1月1日の元旦(ปีใหม่・ピーマイ)、今年は2月3日の中国正月/旧正月/春節(ตรุษจีน・トゥルッジーン)、そして4月のタイ正月(สงกรานต์ ・ソンクラーン)。
中国正月は国が定めた祝日では無いため、公的機関や企業などは、通常通り業務をしています。ただし、華人系の企業や商店はお休みになります。 そして、中国正月を祝う春節祭のイベントが、2月1日(火)~9日(水)の期間、タイ観光庁(TAT)、中国政府、民間企業などの共催の形でタイ各地で行われます。
華人系(華僑)タイ人が多く住むバンコクの中華街ヤオワラート通りでは、2月3日(木)の午後4時、シリントン王女を迎え、「チャイナタウン・フェスティバル」の開会式が行われます。
バンコクの街の様子はと言えば、やはりヤワラートなど華人系(華僑)のタイ人が多く住む地域では、赤や金の飾り付けが目につきます。
「みかん」の飾り付けも、よく目にします。そして特設ステージを組み、映画や歌劇の上演、そして、日本で言う獅子舞や昇り龍などのパフォーマンスもあります。
また、2011年1月26日(水)~2月6日(日)の期間、バンコクの代表的な大型ショッピング・モールであるセントラルワールドの7階にある食料品売場「CENTRAL FOOD HALL」では、中国正月(春節)の食料品イベントが開催されます。
イベント開催期間中は、中国正月の食卓を彩る数々の食料品の販売、中国音楽・中国舞踊などが披露されます。
その他、中部ナコンサワン、アユタヤ、東部チョンブリ、西部ラチャブリ、北部チェンマイ、南部プーケットなどタイの10都県で開催されます。
政財官界のトップは中国系が大半を占め、アピシット首相、タクシン元首相も先祖は中国移民というタイ。聞けば、タイの財界トップにはタイ語が苦手な人も多いそうです。
プミポン国王は母親が中国系の一般人で、国王の次女のシリントン王女は書もこなすなど中国語も堪能とのことです。
中国正月(旧正月/春節)前後、混雑するスワンナプーム空港
旅行者にとって気になるのは、交通機関などです。中国正月(春節)を前後して、スワンナプーム空港では中国、香港、台湾などからの臨時便、チャーター便が急増するため、かなりの混雑が予測されています。
バンコク週報の記事「中国正月、スワンナプーム空港が混雑」によると、
2月1日から2月13日の間、同空港の利用者数は前年同期比23%増の230万人を超えるものとみられている。また、1日あたりの平均利用者数も18万人と、2006年開港以来の最高値となっている。臨時便、チャーター便の数は計467便。そのうちの65%が中国、香港、台湾の発着となっている。
この混雑で同空港の処理能力にも影響が出ていることから、タイ空港社(AOT)では、出発の3時間から4時間前までに空港に到着するよう利用者に呼びかけている。
なお、航空会社によっては、通常より早めにチェックインを受け付けるなどして混雑に対応しているという。
中国正月は、華人系(華僑)のタイ人に限らず、華人系以外のタイ人、そして海外からの旅行者皆でお祭り騒ぎをするビッグ・イベントですね!
関連リンク
- セントラル・ワールド / CentralWorld
- セントラル・ワールド / CentralWorldの公式サイトです。一部、日本語ページあり。 旧WTC(ワールド・トレード・センター)、2002年にタイの商業施設の最大手であるセントラル・グループが購入し、3年の月日をかけてリニューアルしてオープン! 伊勢丹、ZENの2つのデパート、映画館、フードコートなどを擁する大型ショッピング施設です。
- スワンナプーム国際空港 / Suvarnabhumi International Airport
- 2006年9月28日に全面開港したバンコクの空の玄関口、「スワンナプーム国際空港」の公式サイトです。スワンナプーム国際空港は、旅客ターミナルビルの総床面積が563,000㎡にも及び、世界一の広さを誇っています。アジアのハブを目指すタイの新時代の象徴として進められた国家プロジェクトです。新バンコク国際空港 (New Bangkok International Airport, NBIA) とも呼ばれています。