タイでは影が薄かった日本のテレビドラマがどこまで健闘するか?
NHKは10月23日(水)、さる9月に終了した連続テレビ小説ドラマ「あまちゃん」がタイと台湾で放送されることが決まったと発表しました。
岩手県の架空の田舎町・北三陸市と東京を舞台とした「あまちゃん」は、内気な主人公・アキを能年玲奈が演じて大ブレイク。4月1日の初回から9月28日の最終回までの期間平均視聴率は20.6%を記録。
ドラマ「あまちゃん」は、アメリカのハワイの日系人向けケーブルテレビ局で2013年6月から英語字幕付きで放送されていますが、日本以外のアジアで放送されるのは今回が初めてことです。
台湾では2013年11月からケーブルテレビ局のビデオランドで放送。 タイでは2014年2月から衛星・ケーブルテレビ局のトゥルービジョンズでタイ語の吹き替え版として放送されます
話題となった「じぇじぇじぇ」は、中国語の字幕では「接接接」と表示されるそうですが、果たしてタイ語の吹き替え版では、どう表現されうのか興味あるところ。
日本のアニメやドラマ、バラエティー番組は、過去、タイでも放映されて人気を集めた時期もありますが、最近は影が薄い状況です。
タイの2大人気局であるチャンネル3とチャンネル7で見るのは韓流ドラマや中国語のドラマ。
日本における「あまちゃん」人気の背景には、ドラマの時代設定となっている1980年代のポップ・カルチャー、サブカルチャーがあることは多くの方が指摘するところ。
そうした下地のないタイで、果たしてどこまで支持を受けるのか? 興味が湧くところです。