世界で最も多く写真がアップされたスポットの世界第1位と2位がバンコクに!
スマートフォンに特化した写真共有サービスのインスタグラム(Instagram)が、2012年にユーザーが最も多くアップロードしたスポットのランキングを発表しました。インスタグラム(Instagram)は、iPhoneあるいはAndroid端末で撮影した写真を共有するスマートフォンアプリです。
ツイッター(Twitter)のように、フォローした人の写真がタイムラインに表示され、「いいね!」やコメントを付けることができます。言ってみれば“写真版ツイッター”として人気を集めています。2012年4月には、Facebookに10億ドルで買収されていますが、買収後も独立して運営されています。
さて、結果を見てみると、ナント、世界で最も多くインスタグラムに写真がアップロードされたスポットは、タイのスワンナプーム国際空港でした! 世界第2位も、バンコクにある高級ショッピングモール、サイアムパラゴン。世界第1位と2位がタイ国内のスポットです。
続けて、世界第3位が米国のディズニーランド、第4位が米国のニューヨークにあるタイムス・スクエア(Times Square)、第5位は米国サンフランシスコにあるAT&T Parkでした。
急速に普及するスマートフォン、Facebookユーザー
アメリカの名だたる観光スポットを抑えて、バンコク内にあるスポットが1位と2位となった理由の背景にはタイのスマートフォン事情が透けて見えてきます。
様々な統計データを見ると、タイにおけるスマートフォンの所持率は約2割といったところです。しかしながら、バンコクに限ってみれば、バンコク在住の2人に1人がスマートフォンを所持しているというレポートも発表されています。
そこにはバンコクと中心とした中流階級の増大、激しい競争によるスマートフォンの低価格化、タイ人独特のスマートフォン所持によるステータス向上志向などがあります。
実際、バンコクを歩いてみれば、スマートフォンを手にしたタイ人の姿を実に頻繁に目にします。地下鉄でのwi-fi接続も整備されています。
そしてスマホの使い方はといえば、Facebook(フェイスブック)やLINEなどのソーシャルメディが大人気です。実際、Facebookユーザー数を都市別にみると、バンコクが1279万7500人と世界第1位となっています。
それにしても、2012年12月下旬にインスタグラムの利用規約改定を巡る問題で、インスタグラムが集団訴訟された影響は、タイではどうなるのでしょうか・・・。