空路によるタイ入国にもビザラン審査が厳格化

Suvarnabhumi
Suvarnabhumi / sugree

2014年、タイ旅行者の間で激震が走った「ビザランに対する審査の厳格化」が、陸路だけでなく、空路によるタイ入国にも適用されます。

2015年3月16日より空港で「ビザラン」に対する審査が厳格化

「ビザラン」とは、ビザなしでタイへの出入国を繰り返して滞在期間を延長する入国行為です。以前は、ビザ免除期間が切れる前に、主として陸路で一度外国に出国し、すぐにタイに戻ってくることが、ほぼ無制限で可能でした。

2014年より、こうしたビザランに対する審査が厳しくなりましたが、陸路だけでなく、空路でのタイ入国も厳格化しているようです。

スワンナプーム国際空港で過去何度かタイへの渡航歴のある邦人が、ノービザで再入国しようとしたところ、入国審査でビザランを疑われ、滞在目的などについて詳細な説明を求められたとのことです。

そこで、在タイ日本国大使館がタイ入管当局に確認しところ、タイ入管当局は2015年3月16日から、タイ入国に関して、空路での「ビザラン」に対する審査を厳格化している、とのことです。

日本大使館では、ビザ免除措置を適切に利用し、ビザが必要な場合には、目的に合ったビザを取得するよう注意を促しています。

大使館からのお知らせ タイ入国に際してのご注意 – 在タイ日本国大使館

2015.3.20

  1. 今般、スワンナプーム国際空港において、過去何度かタイへの渡航歴のある邦人が無査証で再入国しようとした際、入国審査でビザラン(ビザ免除期間が切れる前に一度外国に出国し、直ちに戻ってくるような行為(主に陸路での出入国を想定))を疑われ、滞在目的など詳細につき説明を求められたとの情報がありました。
  2. 大使館よりタイ入管当局に確認しましたところ、今週(3月16日)より、空港でもビザランに対する審査を厳格化しているとのことでした。
  3. つきましては、タイへの渡航を予定されている場合には、ビザ免除措置を適切に利用し、ビザが必要な場合には、目的に合ったビザを取得するようご留意下さい。また、タイ国ビザ取得に関する詳細は、在日タイ大使館、タイ入国管理局等に直接お問い合わせ下さい。
  4. なお、入国審査時に、入国管理局係員等に対し大声を出したり、カウンターを叩くなどして抗議したことで事態を悪化させ、入国拒否を受けたり、警察に引き渡され罰金を払う事態となった事例もありますので、ご注意下さい。

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