日本政府観光局(JNTO)は2015年5月20日(水)、2015年度4月の訪日外客数・出国日本人数の統計資料を発表。
これによると、2015年4月の訪日外国人数は前年同月比+43.3%増の176万4000人と3か月連続で単月過去最高値を更新しました。
2015年4月の訪日したタイ人は、前年同月比で18.6%増の117,900人。2012年4月より37カ月連続で各月の過去最高を記録しました。
2015年4月に来日したタイ人は11万7,900人。37カ月連続で各月の過去最高を更新!
日本政府観光局(JNTO)が毎月発表している「訪日外客数・出国日本人数」は、前月分の訪日外客数推計値(総数及び重点15市場)及び3か月前の月の国籍別目的別訪日外客数暫定値の統計資料です。
これによると、2015年4月に訪日した外国人数は前年同月比+43.3%増の176万4000人。
単月ベースで初めて170万人を突破。単月で過去最高だった2015年3月の152万6000人を上回り、3か月連続で単月過去最高値を更新しました。
市場別では、中国、台湾、香港、タイ、フィリピン、ベトナム、米国、カナダ、英国、フランスが単月として過去最高を記録した他、ロシア、スペインを除く18市場が4月としての過去最高を記録しています。
タイは前年同月比18.6%増の11万7,900人となり、東南アジア市場では初めて単月で10万人を突破。これで2012年4月より37カ月連続で各月の過去最高を記録したことになります。
実際、訪日人数の伸びが著しい東南アジア各国の中でも、タイからの訪日人数の多さは飛び抜けています。
2015年4月の訪日外国人数を国別・地域別に見ると、第1位の韓国、第2位の中国、第3位に台湾、第4位の香港に次いで、第5位となっています。
2015年4月推計値(統計報道発表資料) – 日本政府観光局(JNTO)
2015年4月推計値 PDF書類
日本政府観光局(JNTO)は、次のように指摘しています。
夏休みシーズンに向けては、現在の円安基調に加え、東アジア、東南アジア、 北米の夏ダイヤへの移行に伴う航空路線の新規就航や増便、燃油サーチャージ引き下げ等も、訪日需要を押し上げる要因になるものと考えられ、更なる需要の拡大が期待される。
タイの航空会社による日本路線への新規就航、便数・機材の変更、チャーター便差し止め措置などの懸念材料はあるものの、今後も“訪日人気”は続きそうです。