タイ国内における犯罪傾向と注意喚起 – 2014年8月22日現在

大使館からのお知らせ~タイ国内における犯罪傾向と注意喚起(2014年8月22日現在)

1 在タイ日本国大使館では,最近,邦人観光客の皆様が,いわゆる「見せ金 詐欺」と「抱きつきスリ団」の被害に遭う事件が増えていることから,タイ国 家警察観光警察(通称・ツーリストポリス)に申し入れを行いましたところ, 同ツーリストポリスより,「最近,タイ国内において,外国人旅行者等が,犯罪 被害に遭うケースが目立つ。」との情報提供がありました。今回,代表的な犯罪 の一部を,紹介しますので,タイ滞在(旅行)にあたっての,参考にして頂き, 犯罪被害に遭わないよう御注意下さい。

2 犯罪の傾向と対策
(1)見せ金詐欺(窃盗)グループ
スクンビットエリアを中心に発生している「見せ金詐欺」は,親子連れ (を装った)パキスタン系犯罪グループによる犯罪です。犯人は,親日派であ ることを言葉巧みにまくし立て,被害者から財布(日本円)を提示させ,金銭 を抜き取ります。不審な人物から,財布等の提示を求められても,応じないよ うにしてください。

(2)抱きつきスリ団
夜間,バンコク都内ナナ地区からアソーク地区の路上で,「抱きつきスリ 団」による被害が発生しています。この犯罪は,歩いている被害者に対して, まず,女装した犯人が,近付き,前方を塞いだり,抱きついたりします。する と,別の犯人2名が現れ,被害者の両側から腕を羽交い締めにして,動きを封 じ込めます。そして,別の犯人が,財布等を抜き取ります。「ボディバック」を 所持する観光客が,犯罪被害に遭う傾向がありますので,ご注意ください。

(3)国境及び地方で発生する犯罪
国境及び地方で発生する窃盗犯人は,銃や刃物で武装しており,警察か らの逮捕を免れるために,躊躇無く,被害者を傷付けるという犯罪を敢行しま す。地方,特に国境周辺等に行かれる場合には,知人に行き先を告げる等する ともに,夜間,一人での行動を控えて下さい。

3 在タイ日本国大使館では,今後も,皆様が,安心してタイで生活,旅行で きるように,ツーリストポリスと協力を行っていきます。犯罪被害及びトラブ ルに遭った際には,ツーリストポリス,警察署,在タイ日本大使館,チェンマ イ総領事館に連絡して,必要な手続きに関してお問い合わせください。

【参考】ツーリストポリスホームページ

問い合わせ先

○在タイ日本国大使館 領事部
電話:(電話:(66-2)207-8502,(66-2)696-3002
FAX :(66-2)207-8511
在タイ日本国大使館公式サイト